訪問看護で気をつけなければいけない利用者の変化とは?

訪問看護における利用者の注意点がいくつかあります。

まず1つが呼吸の変化。
呼吸の頻度、深さ、リズムなどが変化する場合があります。
呼吸が困難であったり、異常に速くなったり、逆に遅くなったりする場合は注意が必要です。肺炎、気管支炎、喘息、肺がんなどが考えられます。

そして顔色の変化も注意ポイントです。
利用者の顔色が変わることは、身体の異常を示す可能性があります。
蒼白、青紫、赤味、黄色などの変色が見られる場合は異常として捉え、医師や介護チームに報告しましょう。貧血のほか急性肝炎、胆石症、胃潰瘍などが考えられます。

そして食欲の変化も重要ポイントです。
利用者の食欲が減退する、食事の摂取量が減少する、または嘔吐や下痢がみられる場合は、健康状態に問題がある可能性があります。
食事に関する変化には早急に対応し、必要なサポートを行いましょう。

体の痙攣が発生している時も要注意です。
痙攣は意識障害や神経系の異常を示す場合があります。
痙攣が発作的に起こる場合や、長時間続く場合は、救急医療チームに連絡し、適切な処置を取りましょう。

毎日利用者のケアをしていると、こういった症状に出くわすケースもあります。
常に冷静に対処し、迅速に連絡できるように準備をしておきましょう。